きっと届く、あの場所で――
・ 世界遺産、小笠原諸島。東京から南に1000km、太平洋に浮かぶ楽園での、少年少女たちの物語。夢を無くした少女、夢に敗れた少年、夢に臆病な少女。それぞれ夢に対して瑕を持つ少年少女が出会い、共同生活をし、高校生だけのラジオ番組をすることで、意気投合していく。
・ 高校生ながら女優として活躍していた少女は、ある日突然、電撃引退。他人を演じる事で自分を見失い、マイクの前で声が出せなくなってしまった。島での暮らしの中、本当の自分を取り戻していく。
・ 地味で引っ込み思案な島の女の子は、声優になりたいという想いを隠している。可愛がられてる反面、なにもできない子だという扱いをされているし、自分でもそうだと思い込んでいる。島のラジオのパーソナリティとして、自信を取り戻していく。
・ そんな少女たちと、つぶれかけのラジオ局でのシェア生活を通じて、ひたむきな夢を取り戻すための日々がはじまる。